このブログはPodcastで話した「小規模企業にブランディングが浸透しない理由」を自動文字起こしして、ChatGPTで少し編集してもらい、最後に自分で加筆修正したもの、を公開する予定で始めましたが、大分書き起こしてしましました。ほぼ別物になりましたが、よろしくお願いいたします。

ブランディングがゴールではない

ブランディングは大企業が行うもの、という誤解があります。もちろん、大企業も行う必要がありますが、ブランド力がない、ブランドが浸透していない中小企業、小規模企業にこそブランディングが必要なのです。ブランディングとは、ロゴを刷新したり、Webサイトやパンフレットのデザインをリニューアルすることではありません。お客様になりうる方々にその企業の特徴や強みを連想してもらうこと、またそのための施策をブランディングと言います。ですので、ブランドイメージが定まっていない企業こそ、取り組むべき企業戦略だと思います。

ただ、ブランディングがゴールではありません。売上向上、社内の意思統一、採用活動、営業手法の確立、サービスの向上など、目的があってのブランディングです。目的が曖昧なままブランディングに取り組んでも迷走したり自己満足で終わることになるので、あくまで目的達成のためにブランディングに取り組む意識が必要です。

では、多くの中小企業がブランディングに取り組めているかというと、そうでもなく、できない理由が多くあるため、開始も継続も困難な状態かと推測します。ここで、ブランディングが浸透しない理由を取り上げていくことで、対策を練ってブランディングに取り組む手助けになればと思います。

中小企業のブランディング成功事例がない

世にあるブランディング書籍の大半は大企業の事例ばかりです。Nike、Apple、スターバックスなどの事例は華々しくありますが、企業規模も商材も歴史も全て違うので中小企業にとってあまり参考になりません。そして、中規模、小規模企業のブランディング事例を集めた書籍、Webサイト、というのはほぼ見かけません。マーケティングよりの施策なら少し、といった具合です。つまり、いざブランディングを始めようと思っても参考になる情報が見つからず、成功事例がない、という最初のスタートを切れない大きな理由が立ちはだかります。事例がない、ということはブランディングのメリットも感じ取れない、ということです。そのためブランディングを行うことで得られるメリットなどのビジョンも描けず、企業戦略にブランディングを取り組むことに繋がりません。

逆に言えば、チャンスでもあります。同規模の同業種はおそらくブランディングに取り組めていない状況です。そこで自社がブランディングに取り組めれば、大きなアドバンテージが生まれるチャンスになります。成果が出る前の状態でも、継続してブランディングに取り組んでいくこと自体が競合他社との区別化を図れます。

ブランディングの成果はすぐには出ない

書籍やWebサイト上にある手法を集めて、ブランディングに取り組み始めたとします。その過程で、自社の強みを明確にしたり、サービス自体を見直して品質の改善に繋げることは比較的早めに辿り着けるポイントです。そのあたりまでは内部的な成果が見えて、より前向きにブランディングに取り組んでいけるかと思いますが、対外的な評価、つまり新規顧客獲得、売上向上といった定量的な成果に繋げることが至難な世界です。このあたりはコンテンツマーケティングの取り組みに近い感触かもしれません。対外的な評価は、マーケティングと密接しているので、いくらブランディングに取り組んでも、露出量が低い、お客様になりうる方の目に触れない状態であれば、ブランディングの効果は見込めないでしょう。マーケティングが不可欠になります。

リスティング広告を使えば、短期的に露出力が増え、効果測定がしやすくなります。ただ、そのためには数十万円単位での広告費用が必要になります。毎月数十万円の広告費を出せる小規模企業は限られてくるので、そこでまた難航します。結局、マーケティングにコストをかけられない場合、短期的なブランディング成果は見込めず、中長期的に判断することしかできなくなります。

そのような状況のため、ブランディングで成果を出している小規模企業の事例というのは書籍にもWebサイトにも出てこない、という循環になっています。同業他社も取り組めていなくてチャンスだけれど難易度が高すぎる、という状態です。

ブランディングとコンテンツマーケティングを同時に取り組む

十分なマーケティング予算を出せない小規模企業はブランディングに取り組めないのか、という話になりますが、中長期的に見て成果を出していく、ということであれば費用がなくても可能です。その分、時間をかければいいのです。企業サイト、オウンドメディア、コンテンツマーケティング、またはYoutube、Podcast、各種SNSでコンテンツを提供していき、ブランディングとマーケティングを同時進行で行う方法です。短期的には成果は出ませんが、長く、しっかりと続けていけば、少しずつ成果が見え始めます。さらに継続していくと、自社のサービス自体の品質が上がります。これはブランディングを行なっていく過程で、サービス自体の品質を上げないと成果につながらない、という結論に至るためです(すでに高いサービスレベルである場合は別です)。それが体感できていると、定量的な成果に繋がない段階でもメリットを享受できるため、ブランディングを継続できる燃料になります。

まとめ

ブランディングは最初の分析を最適に行なっていないと、折角の工数が無駄になってしまいます。まず、きちんとした戦術が必要です。そこは弊社のブランディング支援サービスだったり、ブランディング支援を行っている企業に依頼して、ブランディング自体は自社で取り組んでいく、というスタンスがベターなのではと感じています。同業他社の、小規模企業にブランディングが浸透しない今だからこそ、目的達成のために、少しでもブランディングに取り組むことが企業戦略の一つなのかと思います。