このブログはPodcastで話した「BtoB中小企業にとってのマーケティングとブランディング」を自動文字起こしして、ChatGPTで編集してもらい、最後に自分で加筆修正したものです。どうぞよろしくお願いいたします。また、記事に関連した「BtoB中小企業向けブランディング支援サービス」もよろしければご覧くださいませ。
ブランディングやマーケティングとは
まず、マーケティングとは顧客に知ってもらうための認知を高める活動であり、ブランディングは企業自体やサービスのイメージ向上を目的とした活動であると定義して進めていきます。
例えば、月に100~200万円の広告予算を持つ企業であれば、すぐに各種マーケティングに取り組めますが、小規模な会社はそんなに広告費をかけられません。そのため、広告予算に限りがある中でマーケティングを行う必要があります。マーケティング手法としては、リスティング広告やメールマガジン、コンテンツマーケティングなどがあります。
一方で、ブランディングは具体的に何をすべきかというと、ネットで調べてもこれといった有効な方法が見つからなかったりします。コンテンツマーケティングはブランディングも兼ねていると考える人もいます。つまり、マーケティングとブランディングは必ずしも分けて考えるべきものではありません。認知とイメージ向上は同時進行で行った方が効率が良く、それぞれを分けて考える必要性はあまりないと言えます。ですので、マーケティングとブランディングの活動を両方行うという姿勢が望ましいでしょう。
成功している例として、パッと思いつくところで、ベイジさんやクラスメソッドさんが挙げられます。クラスメソッドさんのブログは主にエンジニア向けですが、デザイナーである私が何度も目にしているくらいに流通しています。こちらのブログは頻繁にレベルの高い記事を配信しています。これらの企業に共通する点は、質と量の両方で他社を圧倒していることです。高い技術力はマーケティングにもなり、ブランディングにも繋がっています。
では、高い技術レベルがブランディングに必要かというと、もちろんあるに越したことはないですが、業界トップレベルのスキルを持つ会社はほんの一握りですし、それ以外の会社がブランディングできないわけではありません。
技術力がなくてもブランディングできる
前回「技術より共感」というテーマで話したように、さまざまなシーンで優先されるものが違うはずです。常に高品質のサービスが必要というわけではありません。もちろん、サービスを提供する企業は、サービスの品質向上を常に追求すべきですが、トップレベルの技術がなくてもブランディングは可能です。
ターゲットと自社の武器を明確にすることが、ブランディングとマーケティングのポイントだと思います。例えば「Web制作会社」という大きなくくりで戦うのか、「マーケティング Web制作会社」で検索にヒットするような会社に絞るのか、あるいはもっとニッチなターゲットにするのか、それぞれ戦略が異なります。
地方の会社だったら地域で絞ることもできますし、特定の業種や技術に特化したアプローチも考えられます。これらは、技術レベルの最上位ではない領域で戦う方法です。
コンテンツマーケティングも、自社やサービスに関する情報を提供することで、マーケティング効果があり、ブランディングにも繋がることが多いですが、それだけではブランディングとして弱い場合もあります。技術やサービスに関する情報が役立つとしても、お客様に好きになってもらう要素は必ずしも十分ではないかもしれません。技術レベルが最上位であれば、それがブランディングになることもありますが、そうでない場合は、他の要素も考慮する必要があります。
SNSとの併用
ネット上でのブランディングは、BtoCの場合、Instagramなど視覚的な要素が強いSNSが非常に効果的です。これは洋服や飲食店などのビジネスに特に有効です。ただ、BtoBの場合、視覚的要素が強くないためInstagramはあまり向いておらず、Twitterが最適で、ターゲットを絞ればFacebookも使えます。
Twitterでブランディングを行っている企業や個人は多く、自分の考えや感じ方を発信し、人々に好かれることを目指しています。Twitterだけでなく、Webサイトやブログでコンテンツをしっかり用意し、Twitteでの活動と両立させることで、相乗効果が生まれ、強固なブランディングができると考えられます。これがブランディングの一つの手法として提案できます。
そして、YouTubeはブランディングにおいても重要なツールとなります。最近では、デザイナー育成やデザインのノウハウを教える動画、対談系のコンテンツなどが増えています。Podcastも人気ですが、視覚情報を提供できる点、リスナー数が桁違いという面でもYouTubeが優れていると言えます。
同じコンテンツを提供する場合でも、ブログ、YouTube、Twitter、Podcastなどで露出が変わります。一番人の目に触れやすい場所で配信することが重要ですが、できるだけ自社ドメインで閲覧できる場所にコンテンツを貯めておき、閲覧性やドメイン強化に繋げると尚良いでしょう。
質と量を意識したコンテンツ配信を
まとめますと、マーケティングとブランディングは別々に考えるのではなく、適切な露出を確保し、ユーザーが求める情報を提供すること、そして質と量の両面に注力することが重要です。技術力が高い会社はそれをブランディングに活かし、そうではない企業はターゲットや分野を絞り、ブログ、YouTube、Twitterなどを活用しコンテンツを発信していくべきです。
コンテンツ配信において、自社の強みとターゲット、そしてコンテンツの量と質も重要であることを認識して取り組むことが、効果的なマーケティングとブランディングに繋がるでしょう。