Web制作会社のサイトはいくつかパターンがあると思っていたので、今回少し調べてまとめてみました。海外のWeb制作会社にはそこまで明るくないので、対象は国内限定です。デザインではなく、サイト構成で分類分けしています。

制作実績をメインとしたサイト

クリエイティブに特化した会社だと、おそらくこの構成が一番多い気がしています。自社の制作実績を中心として、サイトのレイアウトもいい意味で遊んでいるサイトが多いです。制作実績の見せ方を工夫していたり、会社概要やサービス案内などが最小限なのも特徴です。

ブログベースのミニマムサイト

WordPressなどのブログをそのまま使い、淡々と制作実績を載せているサイト構成です。デザインもテンプレートを使っていたり、力の抜けたミニマムなデザインのものが多いです。制作実績以外はあまり載せないところが多く「制作実績をメインとしたサイト」よりも潔い構成になっています。同業なら誰もが知っている制作会社で見かけます。

最新の技術やトレンドを取り入れたサイト

今流行っている技術やデザインテイスト、レイアウトなどを取り入れたモダンなサイトです。Webフォント、横幅100%のレイアウト、1カラム、写真などの要素に適度なアニメーション、大きめの文字、リキッドレイアウト、SVG/Canvas、マテリアルデザインが特徴で、高いレベルの技術とデザインセンスを必要とする構成です。

コンテンツ重視のサイト

会社概要やサービス案内などのコンテンツをしっかりと作り込み、トップページのメインコピーやそこからの導線など、サイト全体の構成も丁寧に設計されているサイトです。SEOにも強い構成になっていて、オウンドメディアとなるブログを運営しているケースが多いです。

作り込みが凄いサイト

制作会社のサイト自体が一つの作品となるくらい作り込まれたサイトです。1→10design, Inc.のようにインタラクティブコンテンツがあるケースや、株式会社ココノヱのようにサイト自体が世界観を表しているケースがあります。

[番外編] オウンドメディアなサイト

制作会社のサイト自体がオウンドメディアとなっている構成です。別サイト扱いで技術ブログや社長ブログなどはよくありますが、株式会社LIGのようなオウンドメディアがまずあって、会社案内や制作実績がついてくる形が増えてくるのではと個人的に思っています。

「作り込みが凄いサイト」と「トレンドを取り入れたサイト」など、重複する構成もありますが、大枠ではこのように分類されている印象を受けました。その会社の特徴やストロングポイントが何になるかで、サイト構成は変わってくるのだと思います。サイトのデザインや構成から考えるよりも、会社の方向性や強みなどから考えた方が良いサイト、その会社らしいサイトになるのだと思いました。