2015年2月12日

ユーザーが問い合わせしやすい仕組みになっているサイト

同業他社様のサイトを見る時、以前はデザインや演出に注目していましたが、最近ではコピーや導線、細かい気配りなどが気になるようになりました。そこで今回はお問い合わせ画面で琴線に触れたサイトを紹介したいと思います。

1. フォームの前に対応姿勢を強調している

株式会社フブキ

「初めてお問い合わせする方へ」と題して、この会社の基本姿勢を提示しています。「最初の打合せからディレクターと打合せできます」「調査費用、見積料、打合せ費用等は基本いただきません」などの具体的な項目は、お問い合わせする方が抱く不安要素を最初から排除してくれます。大きめの文字サイズで黄色いアンダーラインを引き、問い合わせする前に自然に読める工夫も良い設計だと思います。

2. フォームに見積もりシミュレーションがついている

株式会社アジケ

お問い合わせ時に、お見積もり金額のシミュレーションができるフォームです。種類と作業項目を選ぶと、仮見積もり金額と期間が表示され、そのまま問い合わせることが可能です。これにより、大体の見積もりが分かるので、予算感の合う方からのお問い合わせが来ることが予想されます。

3. チェックポイントが掲載されている

合資会社アイタス

別ページになりますが、お問い合わせフォームの前にチェックポイントがあり「課題などは具体的にこのように書いてください」といった内容が書かれています。同様に「ご依頼の流れ」というページもあり、フォームの項目も初期費用や運用コストなど、かなり細かく設定されています。正しく入力すれば、打ち合わせ前に多くの情報を共有することができそうです。

4. フォームの前によくあるご質問がついている

スギタプリディア

自社でできる内容や体制をよくあるご質問としてまとめています。「よくあるご質問」自体は多くのサイトで目にしますが、お問い合わせページで、フォームの前にFAQがあるサイトはあまり見かけません(お問い合わせが来てほしくないであろう大手メーカーサイトだと別ですが)。これにより、少しでも自社のことを理解してもらってから問い合わせが来ることになるので、こちらも良い導線だと思います。

5. 詳細な価格表が提示されている

サステナ

最後に紹介するこちらのサイトは、様々な事例の価格表が掲載されています。ブランディングでいくら、広告講座を開くと一回いくら、といった具合に詳細と金額を提示しているので、見積もりシミュレーションと同様、お問い合わせ前に金額感を理解していただけます。また、そのpdf版も用意されており、誰がどのように扱うかを想定した良い配慮だと思います。

どのサイトもお問い合わせフォームの前に一工夫して、精度の高いお問い合わせが来るように設計されています。ユーザーのために、こういった一手間を惜しまないことが、会社の姿勢を表しているのだと思いました。

執筆者:伊藤庄平/株式会社シロクロ代表取締役。1979年2月福岡県生まれ。2003年、熊本にてデザイン事務所ナインデザインを共同設立。上京し、2010年に株式会社シロクロを設立。社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)正会員。