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コンテンツマーケティングにおける記事制作の方向性

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとして記事を作ろうとした時、最初に大きな壁が立ちはだかります。それは、すでに他の企業サイトやメディアで多くの類似記事が存在することです。さらに、それらの記事は内容もしっかりしていてボリュームがあるものばかり。例えば「SEO」というワードで検索すれば、SEOの定義からテクニックや最新情報が網羅された内容で1万文字を超えるページがずらりと並びます。

そのような状況で、そもそもその記事を作る必要があるのか、既存記事にはない独創的な内容を提供できるのか、既存記事を掻い潜って上位表示ができるのか、という疑問が浮かんでしまいます。コンテンツマーケティングに取り組む時の大きな挫折ポイントが最初にやってきますが、ここでは、それらの疑問を解消できる方法を考えてみたいと思います。

高品質大ボリューム記事で真っ向勝負

まずは上位表示記事に真っ向から対抗する手段で、高品質でボリュームも十分な内容の記事を作る方法です。メリットはビッグワードでも上位表示の可能性があることです。デメリットはたくさんあり、まずそのレベルで記事を作れる人がいるかという問題と、工数が相当かかること、内容は遜色なくてもドメインが強くないなどの理由で上位表示は難しいことがある、という点が挙げられます。

うまくいっている事例としては「knowledge / baigie」や「バズ部」などでしょうか。この内容でこのボリュームの記事を複数展開していけば、ドメインも評価されて、大半の記事は狙ったワードで上位表示になっていくと思います。

ビッグワードともう一つ掛け合わせる

上述の通り、ビッグワード単体で上位表示を狙うことは至難の業です。であれば、ビッグワードにもう一つテーマを掛け合わせてみましょう。「SEO」で言えば、もう少し掘り下げたワードを付け足して「SEO 費用」「SEO 事例」「SEO 内部対策」などが考えられます。メリットは、ビッグワード単体よりも上位表示が狙いやすいことと、テーマが絞られるので記事が書きやすい利点もあります。デメリットは、テーマを絞った分マーケットが小さくなることと、記事内容や付け足したワード次第では、ビッグワードの上位記事に劣る順位になりかねない点、付け足すワードを見誤ると誰にも需要がないページを作ってしまうことになる点です。

この事例は、弊社記事で言えば「Webマーケティング 中小企業」というワードを狙った記事「BtoB中小企業に最適なWebマーケティング戦略」や、「BtoB コンテンツマーケティング」を狙った「中小BtoB企業向けのコンテンツマーケティング」という記事が該当します。「Webマーケティング」「コンテンツマーケティング」はそれなりに人気ワードなので、実際に読んでもらいたい層にアプローチできるワードの絞り込みを行いました。

最新情報を狙う

まだ世に出始めた話題であれば、類似記事は少ないので上位表示を狙いやすいです。例えば、新しいアプリケーションの話題を取り扱う記事を公開すれば、類似記事が少ない頃は上位表示を狙いやすいでしょう。そのように、まだ類似記事が出揃ってない最新情報を主題にしたワードで上位表示を狙う方法があります。メリットは、タイミング次第で容易に上位表示ができることです。デメリットは、時間が経てば類似記事に埋もれて順位が下がること、そもそもターゲットにあった内容で最新情報というものが少ない、などが挙げられます。

好例は「海外SEO情報ブログ」です。Googleなどの検索エンジンの最新情報を配信するブログで、常に最新情報をいち早くリリースしています。検索エンジンの仕様はよく変わるので、需要ともマッチしており、最新情報でも上位表示されて、記事単体ではなく、サイトのファンになってくれるという好循環になっているはずです。

ロングテールを狙う

ビッグワードやその付近のワード狙いが難しい場合、ニッチな市場を狙ったロングテール戦略も考えられます。メリットは、上位表示がとても狙いやすいところと、それらの記事がたくさん揃えばトータルで相当量のアクセスを計算できる点です。また、ニーズがあえば少ない記事で少ないアクセスでも効果が出ることがある点です。デメリットは、少量の記事ではほとんど効果が見込めない点と、中長期的にしか効果が見えてこないので、しばらくは効果が出ないまま運営を続けないといけない点です。

意図的にロングテールを狙ったものではありませんが、弊社記事でいえば「EC CUBE 3のサーバ移行作業手順」などが該当します。ほとんどの方には不要な情報でも、たった1人が強く望んでいる情報を提供することは、他社と同じような内容を発信するよりも意義があることだと思います。

バズ狙いのユニークコンテンツ

王道的な手法からは外れますが、ユニークなコンテンツにしてSNSでバズを狙う方法もあります。メリットは、当たればアクセスが桁違いに増えること、ターゲット以外にも見てもらえること、被リンクも増えてドメインも強くなることがあります。デメリットは、バズるコンテンツを意図的に作ることは相当難易度が高いこと、滑ってしまうこと、面白い内容でもふざけた企業だと思われることなどがあります。

話題になった記事の事例としては「スターバックスコーヒー47 JIMOTOフラペチーノを全て飲むために47都道府県のスタバに行ってきた_PR」「【保存版】勝手に決めよう!全国47都道府県を代表するお土産はこれだ!」「自宅が殺風景すぎるので、インテリアコーディネーターに助けてもらった」などがあります。昨今の特徴としては、ふざけすぎず、内容もしっかりしたものが多いです。ただふざけているだけのコンテンツは減ってきている印象を受けます。

まとめ

コンテンツマーケティングはすぐに成果がでません。時間をかけて作ったコンテンツが、アクセスもなくお問い合わせにも繋がらないと、継続していく気力がなくなってきますが、最初の数ヶ月はそういうものだと気を張らずに運営していくと続けられると思います。ですので、最初のうちはビッグワード単体での記事よりも、ニッチでも読んでもらいたい方に向けた内容で、かつ、自社のサービスや強みと連動しているコンテンツを提供していくのが良いかと思います。

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弊社ではコンテンツマーケティング支援、またその土台となるサイト構築を合わせて行えますので、お気軽にご相談ください

執筆者:伊藤庄平/株式会社シロクロ代表取締役。1979年2月福岡県生まれ。2003年、熊本にてデザイン事務所ナインデザインを共同設立。上京し、2010年に株式会社シロクロを設立。社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)正会員。新宿私塾16期、文字塾3期生。共著で「オンスクリーン タイポグラフィ」「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」。