Webサイトは仕事以外でもよく見ますが、扱いづらく我慢しながら閲覧しているというWebサイトが少なくありません。できれば改善してほしいという願いと、自分で作る時はそうしないようにと、個人的にダメだと思うUIをまとめてみました。

一覧表示のページでリンクが右クリックできない

主にECサイトです。商品一覧ページで、私はリンクをタブでどんどん開いていき、後で詳細ページを見ていく、というスタイルなのですが、たまにリンクを右クリックできないサイトがあります。そうなると、詳細ページへリンクした後、いちいち一覧ページに戻らないといけません。個人的にこれがかなり面倒です。数年前はZOZOTOWNがその仕様で、その頃はほとんど見ませんでしたね。。今でもECサイトでたまに見かけますが、できれば改善してほしいところです。

スクロール量が制御されている

マウスで画面をスクロールすると、通常よりも多くスクロールされるサイトです。何かしらの演出のためなのかもしれませんが、個人的にとても触り心地が悪く、そっとタブを閉じてしまいます。パララックスサイト自体は特に気にならないのですが、マウスでスクロールしていつも以上に画面がスクロールされてしまうのは、思っている以上に気持ちが悪いものでした。

リンクがonPress(mousedown)になっている

Flashサイト全盛の頃によく見かけましたが、リンクがマウスアウト時(Mouse up)ではなく、押した時に反応するボタンのことです。これも多くの場合、タブで開けません。リンクをクリックしてグリグリしてやっぱりリンクしない、という動作もできません。それが気にならないデザインや演出なら抵抗ないのかもしれませんが、できればリンクはマウスアウト時の判定が望ましいです。

リンクの訪問済みカラーが設定されていない

これも一覧表示のページで困ります。一例で、将棋の名人戦棋譜速報というサイトがあるのですが、過去の対局ページで訪問済みカラーが設定されていないため、記憶を頼りにどこまで見たかを判断しなければいけません。ユーザースタイルシートを使えばいいのでしょうが、一般の人にそこまで求めるのは酷なので、テキストリンクの一覧表示はデザイン性が損なわれても訪問済みカラーを設定すべきだと思います。

ブラウザの履歴からうまく辿れない

直前に見たページをブラウザの履歴から探すことが多々あります。この時にうまく探せないのがGoogleです。

検索して次のページをどんどん開いていった時のChromeの履歴画面です。<title>タグではなく、検索語句がエンコードされたURLが並びます。Amazonも同じような履歴画面になります。私はこの画面の時点で履歴から探すのを諦めますが、GoogleやAmazonほどのサイトがこの状態ということは、大した機会損失になっていないのでしょうか。仕様のため仕方ないのかもしれませんが、履歴にURLが並ぶサイトはちょっと探しにくいですね。

文字が選択できない

昨今では大分減った印象ですが、主にコピー防止のため、文章を選択できないようにしているサイトがまだあります。住所だったりコードだったり、Webサイト上の文章をコピーすることは少なくないので、選択できないとちょっと面倒です。それと選択できないことはないのですが、スマホで住所をコピーしづらいサイトもよく見かけるので、これも制作時にチェックしたい項目だと思います。

他にも細かいものはいくつかありますが、上記であげたインターフェイスが個人的にとても苦手で、ブラウザのこちら側と言いますか、普通に操作出来なければいけないことが出来ない時にストレスを感じます。良いUIのためには、そのあたりを意識して構築しようと思いました。

※知人が制作したサイトも含まれるかもしれませんが、すみません、批判している訳ではありませんのでご了承いただければと思います。